昔の家は、細かく仕切られています。
築40年前後の木造住宅は、6畳の和室が3つ並んでいるような間取りが多いです。当時はそれが普通でしたが、今の家族の暮らし方には合いません。
リノベーションでいちばん喜ばれるのが、この壁を取ってLDKにまとめることです。暗かった北側の部屋に光が回り、家族の居場所が変わります。
抜ける柱と、抜けない柱があります。
柱にはその家の重さを支えている柱と、間仕切りのためだけの柱があります。後者は抜けます。前者も、梁を足したり別の場所で支えたりすれば抜けることが多いです。
「この柱、抜けますか」と聞かれたら、天井裏に上がって梁の掛かり方を見てから答えます。図面だけでは分かりません。図面どおりに建っていない家も普通にあります。
抜くと当然、その分の耐力が減ります。だから抜いた分をどこかで補う設計が要ります。一級建築士が耐震診断の数値をもとに、抜く場所と補強する場所をセットで決めます。
窓の位置も、変えられます。
間取りを変えるなら、窓も一緒に考えたほうがいいです。壁を取って広くしても、光が入らなければ暗いままだからです。
窓は大きくすることも、位置ごと変えることもできます。ただし壁の耐力に関わるので、ここも耐震とセットで判断します。図面ではなく、実際に日がどう入るかを見て決めます。
同時に断熱サッシにすれば先進的窓リノベ2026の補助(1戸最大100万円)が使えます。
まるごとやるなら、この段階で決めます。
まるごとリノベーションは1,500万円から。耐震・断熱・サッシ・外壁塗装・室内まるごと・水回り一新まで含みます。間取りの変更費用は、この内部工事350〜450万円の中に入ります。
壁を開けるタイミングは、耐震補強と断熱を入れる絶好の機会でもあります。1回開けるときに全部やるのが、いちばん安く済みます。詳しくは費用の内訳に。


